香川・高松の旅行でご当地クラフトビールのブルワリー巡りを楽しむ

クラフトビールとは小規模な醸造所で少量多品種で造られるビール。季節で仕込むビールが変わるため、その時々のビールと巡り合えることも楽しみの一つ。併設のタップルームではブルワー（醸造士）からビール造りの思いも聞くことができます。
高松の3つのタップルームを訪ねました。

コの字型のカウンターの真ん中で丁寧にビールを注ぐ醸造士の村石啓（むらいしひろむ）さん。

大学時代に初めて海外の地ビールを味わい、そのおいしさに感動して日本を代表する醸造所・ベアードブルーイングで醸造士に。
宮城県出身の村石さんは、旅行で訪れた高松の穏やかさや人のつながりを感じる商店街にひかれ、いつか自分の店を持つなら高松でと決めていました。

ビール造りでは、また飲みたくなるような味を大切にしています。
この日のおすすめを飲み比べ。

「走る窓」は琥珀色でベリーのような甘い香りがふわりと立つビール。

「まとい」はコーヒー色でチョコレートのようなコクが特徴。

白雀（しろすずめ）は日本書紀にも登場する縁起のよい鳥。訪れる人によいことがあるよう願いが込められています。

住所	香川県高松市多賀町2-17-11 Googleマップで見る
TEL	090-3779-7589
営業時間	タップルーム平日：16:00～20:30 土日：11:00～20:30
定休日	木曜日
公式サイト	公式サイト https://www.shirosuzume.com/ Instagram https://www.instagram.com/shirosuzume.llc/

タップルームの奥に大きなタンクがいくつも並ぶ株式会社瀬戸内。
自社ビールの他、OEM商品、コラボ商品、醸造所を持たないブルワーの商品など、様々なビールを手がけ、2021年の開業から2年間で180種類のビールが誕生しました。

タップルームでは自社ビールをメインに8種類ほどのビールを提供。

SETOUCHIシリーズは、瀬戸内の爽やかな気候に合うライトな飲み心地。ボトルでの購入も可。

醸造士の土居晃平（どいこうへい）さんはもともと薬学が専門。醸造はコントロールが難しい工程も多いですが、コントロールできるわずかな工程を計算して味や香りを工夫することが面白いと。

今後、香川の素材を発掘して新しいビールを生み出していく予定。

タップの看板を目印に訪れてみて。

住所	香川県高松市松島町3-5-1 Googleマップで見る
TEL	087-805-3875
営業時間	タップルーム金曜日：16:00～20:00 土日祝：12:00～20:00 ボトルショップ（缶入りビールが購入できる）上記に加えて月～金曜日 9:00～18:00
公式サイト	公式サイト https://setouchi-beer.com/ オンラインストア https://setouchibeer.base.shop/ Instagram https://www.instagram.com/setouchi_beer/

商店街そばにあるタップルームには、夕暮れ時になると明かりに引き寄せられるようにお客さんが立ち寄ります。

「OHLOY=おうろい」は香川の方言で「恵みの雨」という意味。醸造士・渡辺仁史（わたなべひとし）さんが「ビールで人や地域に潤いをもたらしたい」と名付けました。

タップルームでは自社ビールをメインに8種類ほどのビールを提供。麦芽とホップの組み合わせは無限大ですが、すっと飲みやすく食事にも合わせやすい味を心がけているそう。

「Seki」は高松盆栽をテーマにしたビールで、松の力強さと風味を表現。

ボトルのラベルの絵は、高松の盆栽園・中西珍松園（なかにしちんんしょうえん）の黒松をモデルに、香川在住のイラストレーター西原楓さんが描いたもの。

店内では交流のある作り手の商品を提供したり、出会った人たちとポップアップイベントを企画したりすることも。

ここをハブに面白いことが生まれています。

住所	香川県高松市内町3-4 YAMA BLDⅡ 1階 Googleマップで見る
TEL	080-5669-5990
営業時間	タップルーム・ボトルショップ 13:00～21:00
定休日	火曜日
公式サイト	公式サイト https://ohloybrewing.com/ オンラインストア https://shop.ohloybrewing.com/ Instagram https://www.instagram.com/ohloybrewing/